当宮の御祭神である菅原道真公は大宰府に着任した翌年、鏡に向かって御自身の姿を三躰の木像に彫刻しました。そしてその内の一躰は道真公の末子秀才淳茂公に、一躰は筑紫大宰府安楽寺に、残る一躰は河内道明寺に安置されました。
淳茂公は、はじめ播磨国(兵庫県)に配流となりましたが、後に関東に下向して永谷郷の下の坊に居館を構え、道真公自刻の御尊像を奉祀して朝夕崇拝したことが、永谷天満宮のはじまりであると伝えられています。
当宮の御神体は、当宮創建当時から曹洞宗 貞昌院様に安置され、12年に1度の大祭の時に当宮へ神輿により運ばれておりました。
平成21年丑年大祭を期に当宮に安置され、その際に御神体の御開帳が行われました。この度も御開帳を執り行い、先人が大切にされてきた祭事を継承致します。清らかな心でお参りされ、天神様の御力をお受け下さい。