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本日(みどりの日・祝日)の境内の様子

文字に書かれてる歴史や昔のお話ばかりでなく、その地に住む人々の口承で伝わる歴史もあります。
目に見えない縁が様々な物語を織りなし色とりどりの多様な光を放ちます。

喜び、悲しみ、それぞれの物語を持ち合った人々が集まり、今日も天満宮では新しい物語が生まれています。
神前には元気なお宮参りの赤ちゃんの泣き声と家族の笑い声が響きます。

この島国にかつて生きた人々の多くの喜び、悲しみ、様々な心が大きな岩のように礎となり今を生きる私どもに安らぎを与えてくれます。
みどりの日はご先祖様に感謝する日でもあります。歴史を顧みてより良い未来を描く日にしましょう。

今日も神さまに様々な物語がとどけられます。皆様の願いが集まるところが氏神様なのです。

(1/9)みどりの日の天神山の様子。緑はより色濃く、葉はつややか。日差しのなかに夏が感じられます。涼しい風が森を吹き抜けます。明日から立夏(りっか)。暦の上では夏です。硯池や筆塚のあたりからは涼しげな蛙の鳴き声が聞こえます。

(2/9)少し登ると、まるで踊るように見える木々の緑はみずみずしい生命力に満ちています。あたりの梢には鳥が遊び、鶯(うぐいす)の鳴き声がいたるところから聞こえてきます。空気は透き通るように澄んでいます。

(3/9)草花が道の両脇を彩ります。道にそって植えられた紫陽花(あじさい)の葉も生き生きとしています。キジバトの求愛の歌がきこえてきます。

(4/9)天神山山頂付近の木々の緑も見どころです。近くには浅間社があります。周りを見ると、家族連れのかた、一人地面に座りお休みになってるかた、それぞれの形で自然を楽しんでいらっしゃいます。

(5/9)山頂の浅間社(せんげんしゃ)。安産と子育ての神さま。

(6/9)浅間社のすぐ近くにある菅秀塚(かんしゅうづか)道真公のお彫りになった永谷天満宮の御神体を授けられた道真公の五男 敦茂(あつしげ)公の遺髪がおさめられていると言い伝えられています。

(7/9)こちらの菅秀塚(かんしゅづか)の場所からこの地にお住まいだった五男敦茂(あつしげ)公が大宰府に流されたお父様を朝夕に拝んだと言い伝えがあります。

(8/9)氏子さんが皆様のために新しく作ってくださった、手作りのまごごろのこもった古いお札を納める箱。古い御札はこちらにお納めください。
本日はみどりの日。「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し豊かな心を育む」祝日です。朝の日の光なかに国旗も静かにはためいています。

(9/9)明日の端午の節句にそなえて、境内を泳ぐ鯉のぼり一家も泳いだり、休んだり、気ままに過ごしております。