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神輿庫

神輿庫

出開帳(でかいちょう)で
江戸まで御神体を運んだ
神輿(みこし)がおさまる

出開帳(でかいちょう)で
江戸まで御神体を運んだ
神輿(みこし)がおさまる

安永九年建造
老中田沼意次の
紹介により
毎年江戸城に入る

 当宮の神輿は安永九(1780)年に造られました。
 徳川十代将軍家治の時、老中田沼意次は、学問の神様を祀る天満宮、殊に菅公御自作の御尊像を御神躰とする当宮を崇敬し、其の紹介を以て天明元年(1781)、当宮の神輿が江戸出開帳毎に将軍の居城である江戸城に入り、将軍自らも恭しく拝観したと伝えられています。
 ※出開帳とは、御神体を神輿に安置し厳重な警戒のもと東海道を経て江戸深川に至り、開帳即ち神輿の正面扉を開いて御神躰を江戸町民に拝観せしめることをいいます。

菅原道真公が
愛された梅と
共に神輿を納める

 神輿を納める神輿庫の脇には梅の樹があります。
 菅原道真公が愛した梅の木に花が咲いたり実がなったり。
 季節の移り変わりを感じ取る人の数だけ喜びがある、
 自然の楽しみが尽きることのない天満宮の自然の恵みです。